これから韓国・台湾・タイなど、アジア旅行へ向かわれる楽天モバイルユーザーの方へ、現地での通信に関する最新情報をお届けします。結論からお伝えすると、楽天モバイルは事前の追加申し込みやレンタルWi-Fiの手配なしに、そのまま現地で2GBまで無料で通信が可能です。海外での高額請求(パケ死)を心配される方も多いですが、楽天モバイルの仕組みを正しく理解していれば、現地に到着してすぐに安心してスマホを使い始めることができます。
本記事では、2026年2月時点の最新仕様に基づき、空港での待ち時間でもサッと設定できる具体的な手順と、2GBで何ができるのかという実用的な目安を詳しく解説します。
楽天モバイルは韓国・タイ・台湾で2GBまで無料!アジア旅行での追加料金と対象国
楽天モバイルの大きな特徴は、海外通信のために特別なオプションを契約したり、高額な日額プランに申し込んだりする必要がない点にあります。日本で使っている「最強プラン」の基本料金の中に、海外でのデータ通信2GB分があらかじめ含まれているため、追加費用0円で開始できるのは多くのユーザーにとって大きな安心材料です。
別途申し込み不要!「最強プラン」ならそのまま海外で使える仕組み
2026年2月現在、楽天モバイルのメインプランである「最強プラン」をご契約中であれば、海外利用にあたっての「事前申し込み」や「SIMカードの交換」は一切不要です。他社のキャリアでは、海外に行く数日前に予約をしたり、現地で専用アプリから利用開始ボタンを押したりする手間が必要な場合もありますが、楽天モバイルはその手間がありません。
月間のデータ容量2GBまでは、日本国内での利用分とは別にカウントされるため、国内でどれだけデータを使っていても海外分として丸々2GBを確保できるのが魅力です。ただし、この2GBを使い切った後は通信速度が最大128kbpsに制限されますが、勝手に高額な料金が課金される「パケ死」の心配はありません。あくまで「無料で使える範囲が決まっている」という仕組みのため、初めての海外旅行でも安心して利用できる判断材料となるでしょう。
出典:楽天モバイル公式 海外ローミング(データ通信)ご利用方法
韓国・台湾・タイはすべて無料対象。アジア主要エリアの対応状況
楽天モバイルの無料ローミング対象国は、アジア圏の主要な旅行先をほぼ網羅しています。特に日本人に人気の高い韓国、台湾、タイについては、主要都市から観光地まで対応しており、提携キャリアとの接続も安定しています。
以下の表に、今回対象としている3カ国の現地提携キャリア(2026年2月時点の主な接続先)をまとめました。
| 国名 | 主な提携通信キャリア(例) | 特徴 |
|---|---|---|
| 韓国 | SK Telecom / KT / LG U+ | 5G/4Gともに非常に高速で安定 |
| 台湾 | Chunghwa Telecom / FarEasTone | 都市部から九份などの観光地までカバー |
| タイ | AIS / TrueMove H / DTAC | バンコク市内や離島でも繋がりやすい |
これらの国々では、スマホを起動してローミング設定を有効にするだけで、自動的に最適な電波をキャッチします。もちろん、これら以外の国(現在72以上の国・地域)でも同様に2GBまで無料で利用可能ですが、渡航先がこの3カ国であれば、通信環境に困ることはまずないと考えて良いでしょう。
設定は2分で完了!楽天モバイルの海外ローミングを現地で使う手順(iPhone・Android)
海外で通信を行うためには、日本国内にいる間に行う「アプリでの準備」と、現地到着後に行う「端末の設定」の2段階が必要です。どちらも非常にシンプルで、スマホ操作に慣れていない方でも2分程度で完了する作業です。
出発前にチェック!「my 楽天モバイル」アプリ内の設定変更
日本を出国する前、あるいは空港のWi-Fiが繋がる環境で、必ず「my 楽天モバイル」アプリの設定を確認しておきましょう。この設定がオフになっていると、いくら端末側で操作をしても現地の電波を拾うことができません。事前確認で海外ローミングをONにすることが最初の必須ステップです。
「my 楽天モバイル」アプリを起動し、ホーム画面下部の「契約プラン」をタップします。
「設定」項目の中にある「海外ローミング(データ通信)」のスイッチを「オン」にします。
確認のポップアップが出たら、そのまま承認して設定を完了させます。
この操作は日本国内で行っておくのがスムーズですが、もし忘れてしまった場合でも現地の空港Wi-Fiなどを利用して設定変更が可能です。スイッチがオンになっていることを一度確認すれば、その後の旅行中に再度操作する必要はありません。
現地到着後に行う「データローミングON」の端末操作
現地の空港に到着し、機内モードを解除した後に必要となるのが、端末(iPhone/Android)側の「データローミング」設定です。この設定をオンにすることで、初めてスマホが海外キャリアの電波を使用して通信を開始します。
- 「設定」>「通信」>「通信のオプション」を選択
- 「データローミング」のスイッチを「オン」にする
Androidの場合は以下の手順で設定します。
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」を選択
- 「ローミング」のスイッチを「オン」にする
これらの操作を行うと、アンテナマークが数十秒で表示され、画面上部に「4G」や「5G」、あるいは現地キャリア名が表示され、インターネットが使えるようになります。設定が反映されるまで数十秒から1分ほどかかる場合がありますので、焦らずに待つことが大切です。
アジア旅行で「2GB」は足りる?データ残量の確認方法と容量チャージの料金
「2GBで足りるのか?」という不安は、海外旅行者にとって最も多い悩みの一つです。結論として、ホテルのWi-Fiを併用しながら、外で地図検索やメッセージ送受信をする程度の使い方であれば、2泊3日〜3泊4日のアジア旅行には十分な容量といえます。
GoogleマップやLINEはどれくらい使える?2GBの目安
海外旅行で頻繁に使うアプリがどれくらいデータを消費するのか、その目安を知っておくと安心です。動画視聴や大容量のファイル送信を控えれば、2GBという容量は意外と長持ちします。2〜3泊4日の旅行に十分な容量であることを、以下の表で確認しましょう。
| アプリ・用途 | 2GBでできることの目安 |
|---|---|
| Googleマップ | 約50時間(地図の閲覧やナビ利用) |
| LINE(メッセージ) | 約100万通(テキストのみの場合) |
| LINE(写真送信) | 約1,000枚〜2,000枚 |
| Webサイト閲覧 | 約4,000ページ(ニュースサイトなど) |
街歩きの最中に地図を確認したり、近くのレストランを検索したり、SNSに数枚の写真をアップしたりする程度であれば、2GBを使い切ることは稀です。ただし、YouTubeなどで動画を長時間見たり、Instagramのストーリーズを頻繁にチェックしたりすると急激に容量を消費するため、これらはホテルのWi-Fi環境で行うのが賢明です。
容量超過後はどうなる?1GB/500円で即時追加する方法
もし旅行中に2GBを使い切ってしまっても、通信が完全に止まるわけではありません。速度が最大128kbpsに制限されますが、この速度でもLINEのテキストメッセージのやり取り程度であれば、時間はかかりますが可能です。
「速度制限がかかってしまい、地図が見られなくて困る」という場合は、「my 楽天モバイル」アプリから簡単にデータを追加チャージできます。1GBあたり500円で追加(非課税)でき、チャージした瞬間から高速通信が復活します。追加料金が1,000円を超えない範囲(つまり合計4GBまで)であれば、一般的なレンタルWi-Fiの数日分の料金よりも安く済むことが多いため、無理に節約しすぎず、必要に応じてチャージするという判断も一つの方法です。
「my 楽天モバイル」アプリのホーム画面で、いつでも現在の海外ローミング使用量を確認できます。残量が少なくなったらアプリ内からそのままチャージ操作が可能です。
韓国やタイから日本への電話も無料?Rakuten Linkを使った海外通話の注意点
楽天モバイルのもう一つの大きなメリットが、専用アプリ「Rakuten Link」を使った通話機能です。海外からでも、このアプリを使えば日本への電話が無料になるという画期的なサービスですが、発信先によって条件が異なるため注意が必要です。
日本への電話は0円!海外からRakuten Linkを使うメリット
滞在先の韓国やタイから、日本の家族や職場、あるいはカード会社などに電話をかける場合、Rakuten Linkアプリ経由であれば通話料は無料になるため、時間を気にせず通話できます。通常のキャリアでは海外からの発信は1分ごとに数百円の国際通話料が発生しますが、楽天モバイルならこれを気にせず連絡が取れます。
利用条件は、スマホがWi-Fiに繋がっているか、あるいは海外ローミングのデータ通信が可能な状態であることだけです。Rakuten Linkでの通話はデータ通信(パケット)を利用して行われるため、通話料という形での請求は発生しません。特に、急なトラブルで日本の保険会社や銀行へ連絡しなければならない際、通話時間を気にせず話せるのは非常に大きな安心材料となるでしょう。
現地の電話番号にかける場合は別料金?通話パターンの整理
注意が必要なのは、滞在している現地の電話番号(韓国のレストランやタイのホテルなど)に電話をかける場合です。この場合は、Rakuten Linkを使っても国際通話の扱いとなるため、国ごとの従量課金が発生します。
基本的な通話料のパターンは以下の通りです。
- 海外から日本へ発信: Rakuten Link利用で無料
- 海外から現地の番号へ発信: 国ごとの従量課金(または国際通話かけ放題オプション対象)
- 日本からの電話を海外で受ける: Rakuten Link利用で無料
現地のレストラン予約などでどうしても電話が必要な場合は、数分の通話であれば数十円〜数百円程度の負担で済みますが、長電話は避けたほうが無難です。また、相手がRakuten Linkを使っていない一般の電話であっても、日本宛であれば無料になるという点は、他社にはない楽天モバイルだけの強みと言えます。
韓国やタイで楽天モバイルの海外ローミングが繋がらない時の対処法
設定を正しく行ったつもりでも、空港に降り立ってからなかなか電波を拾わないことがあります。そんな時に、現地で慌てず試すべき2つのステップを紹介します。
繋がらない原因1位は「端末の再起動」と「機内モードのオンオフ」
現地でアンテナが立たない、あるいは「圏外」表示から変わらない場合、再起動が最も有効な手段です。スマホが日本の電波を探し続けている状態から、現地の電波を探しに行く状態へリセットすることで、あっさり解決することが多々あります。
再起動まで時間がかかる場合は、まず「機内モード」を一度オンにし、5秒ほど待ってから再度オフにする操作を試してください。これにより、スマホが周囲の電波を再スキャンし、提携しているキャリアの電波を掴みやすくなります。特に韓国やタイのような通信網が発達した国では、この操作だけで解決するケースがほとんどです。
現地キャリアを手動で選択する方法(ネットワーク選択の設定)
再起動を試しても繋がらない場合は、スマホが自動で適切な通信キャリアを選べていない可能性があります。その場合は、設定画面から手動でキャリアを選択することで解決できる場合があります。手動選択で解決できるケースは多く、頭の片隅に置いておきましょう。
以下の表の手順で、ネットワーク設定を確認してください。
| 手順 | iPhoneの操作 | Androidの操作 |
|---|---|---|
| 1 | 「設定」>「モバイル通信」 | 「設定」>「ネットワークとインターネット」 |
| 2 | 「ネットワーク選択」をタップ | 「モバイルネットワーク」を選択 |
| 3 | 「自動」をオフにする | 「ネットワークを自動的に選択」をオフにする |
| 4 | 表示されたリストからキャリアを選択 | 表示されたリストから提携キャリアを選択 |
リストが表示されるまで1〜2分かかることがありますが、表示されたら前述した「SK Telecom」や「AIS」といった現地の主要キャリアをタップして選択してください。一度手動で繋がれば、その後は安定して利用できるようになるケースが多いです。現地で焦らないために、この「手動選択」という手段があることを頭の片隅に置いておきましょう。
海外ローミングの利用状況を含め、現在の使い方に合った最適なプランを数分で確認できます。楽天モバイルへの乗り換えを検討している方もぜひご利用ください。
まとめ
- 楽天モバイル「最強プラン」は追加申し込み不要で、月2GBの海外ローミングが基本料金に含まれる。
- 韓国・台湾・タイはすべて無料対象。提携キャリアも充実しており安定した接続が期待できる。
- 設定は「my 楽天モバイル」アプリでオンにするだけ。現地ではデータローミングをオンにすれば完了。
- Googleマップ・LINEを中心とした使い方であれば2GB は2〜3泊4日の旅行で十分。超過時は1GB/500円で即時チャージ可能。
- Rakuten Linkを使えば韓国・タイから日本への電話は0円。ただし現地番号への発信は従量課金が発生する。
- 繋がらない場合は再起動・機内モードのオンオフを試した後、手動でキャリアを選択してみよう。